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断熱と遮熱の違い

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断熱と遮熱の違い

断熱と遮熱の違い

2023/11/02

今回は、室内温度や省エネの話題でよく目にする、「断熱」「遮熱」についてご説明します。

遮熱も断熱も「熱を伝えないようにする」という言葉の意味では同じに見えます。しかし、遮熱は主に赤外線を反射、吸収することなのに対して、断熱は温度差を保つこと、という違いがあります。

 

遮熱 = 赤外線

断熱 = 温度差

 

まず遮熱についてご説明します。

物質は、赤外線が当たると温度が上がります。人の身体も赤外線が当たると暖かさを感じ実際に体温が上がります。焚き火にあたると暖かいのは、火から赤外線が出ているからです。また、温度が高い物質は赤外線を発します。サーモグラフィカメラで赤や白に映る高温な部分は赤外線を発していて、カメラはその赤外線を捉えています。

「遮熱」の効果は、赤外線を反射したり吸収したりすることで少なくし、物や人の温度が上がることを防ぐもので、日射熱取得率という数値で表されます。

 

次に断熱についてご説明します。

熱い鍋を冷たいテーブルに置くと、鍋の温度は下がり、テーブルの温度は上がり、最後は同じ温度になります。熱いものと冷たいものが接すると、お互いの中間の温度に近づこうとするのです。しかし、断熱性のある木の鍋敷きを間にはさむと、鍋の熱さとテーブルの冷たさがお互いに伝わらなくなります。これは室内と室外の空気でも同じです。

「断熱」の効果は、熱いものと冷たいものとの間に何かをはさむことで、同じ温度になろうとすることを防ぐもので、熱貫流率という数値で表されます。

 

小難しい説明になりましたが、簡単に言うと、

 

夏の暑さには「遮熱」=太陽光や熱くなった建材などが発する赤外線を室内に入れない

夏の暑さと冬の寒さには「断熱」=外と室内の温度差を保ち、暑さ、寒さ、結露を軽減

 

を考えると快適に過ごせるということです。

なぜ「断熱」だけ夏も冬も効果的かというと、室内と室外の温度差が保たれるということは、夏にも冬にも良い効果があるからです。

 

よく間違えやすいのが、紫外線(=UV)を防ぐことで、暑さを防げると思ってしまうことがあります。紫外線と赤外線は波長が全く違う光なので、同じ素材で反射、吸収することはできません。紫外線をゼロにしても暑さを防ぐことはできないです。

 

窓ガラスフィルムをご検討の際は、目的によって「遮熱フィルム」、「遮熱・断熱フィルム」、「UVカットフィルム」の製品がありますので検討のご参考になさってください。

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